ベンチプレス100kgが上がらないのは、恥ずかしい?
― 僕は100kgを上げるまでに6年かかりました ―
筋トレをしていると、
「ベンチ100kgくらい、脱初心者なら当然でしょ」
そんな空気に飲み込まれることはありませんか?
正直に言うと、僕はずっとその空気に飲まれていました。
周りが当たり前のように100kgを上げていく中で、
自分だけがそこに届かない。
どれだけ頑張っても、何年経っても上がらない。
僕は、ベンチプレスで100kgを上げるまでに、6年もかかりました。
周りを見渡しても、そんなに時間がかかった人は誰ひとりいません。
今ベンチが伸び悩んでいる人は、
きっと僕ほど時間はかかっていないはずです。
この記事では、僕が100kgを上げるまでの過程を、リアルに書いていきます。
100kg 1発に3年かかる
筋トレを始めてしばらくは、
いわゆる合トレ(合同トレーニング)をしていました。
周りには、
- 3ヶ月で100kgを上げていく人
- 120kgに挑戦している人
そんな人たちが普通にいました。
一方の僕は、何年やっても85kg前後でセットを組むのが精一杯。
正直、ベンチプレス自体は好きでしたが、
だんだんとトレーニングが、「楽しいもの」ではなくなっていきました。
- 周りと比べてしまう
- 素直に人の成長を喜べない
- 上がらない自分が恥ずかしい
表面上は冷静でも、
内心はずっと悔しかったし、苦しかった。
「頑張ってるのに報われない」そんな感覚が、3年続いた頃、
ようやく100kgを1回あげることができた。
3年もかかった分、その1発は飛び上がるほど嬉しかったが、
それは、奇跡の1発となった。
というのも、
その奇跡の1回以降、1度も100kgが上げることができなかった。
僕のマックスは95、92.5kg…、さらには85kgと徐々に下がってしまったのだ。
ベンチプレスを、一度やめた
伸びるはおろか、下がっていく一方のベンチに
「このまま続けても、気持ちが持たないな」と思った僕は、
合トレもベンチプレスからも距離を置くことにしました。
代わりに選んだのが、ダンベルプレスです。
当時の僕の考えはシンプル。
「片手50kgのダンベルが持てれば、理論上は100kgのベンチが上がるはず」
実際、ダンベルプレスの方が
自分の力を発揮できている感覚がありました。
そこから約2年間、
ベンチプレスはほとんどやらず、
フォーム重視のダンベルプレス中心のトレーニングに切り替えました。
「ベンチはやらない」と決めたら、気持ちが楽になったことを今でも覚えています。
ダンベルではどんどん伸びていった
ダンベルプレスでは、確実に重量が伸びていきました。
フォームを意識して、丁寧に、焦らず。
最終的には、40kg×40kg でセットで組めるようになりました。
「これだけできるなら、そろそろベンチもいけるだろう」
そう思って、約2年ぶりにベンチプレスに挑んでみた。
アップのはずのバーベルのベンチプレスで60kgが異常に重く。
80kgでは、5回3セットがギリギリ💦
ダンベルでは合計80kgを何セットもできているのに、
バーベルだと、まるで別物。
このとき、はっきり気づきました。
「これは筋力の問題じゃない」
原因は、テクニックだった
そこから僕は、
重量を60kgまで落としてセットを組んだ。
「筋トレ5年目で60kgがメインセット」ってなかなか恥ずかしい光景です。
ただこの重さを理想のフォームでクリアできなければ、100kgへは絶対にとどかいなという確信があり
恥ずかしさや、プライドは捨てて
- 下ろす位置
- 体の使い方
- 力の伝え方
フォームを最優先に切り替えました。
結果はすぐには出ませんでしたが、少しずつ感覚や体の使いかたがわかってきた。
90kgで安定してセットを組めるところまで戻ってくるのに、10ヶ月かかった。
それでも正直、
心のどこかでは「100kgは、さすがに無理だろうな」
何度も挑戦してもダメだった経験から
「僕は一生100kgは上げられないだろう」と、失敗することが怖くて、挑戦すらしていませんでした。
100kg突破は、突然やってきた
転機は、パーソナルトレーニングでした。
パーソナルを始めて2ヶ月ほどたった、ある日
トレーナーが
「次、ベンチ100kgいきましょう」
内心「100kgは無理っしょ」と思っていましたが、
言われるがまま、トレーナーを信じ バーを握りました。
結果――
100kgは、普通に上がりました。
拍子抜けするほど、あっさり。
1回上がった瞬間、
「あれ?まだイケる」と、3年ぶりの100kg挑戦は1発どころか、2.5発上がった。
頭の中にあった「100kgの壁」はあっさりと消えた。
その後は、
- 100kgが特別な重量じゃなくなり
- すぐに100kgでセットを組めるようになりました
6年間、あれだけ遠く感じていた100kgが、たった1回で「普通」になった瞬間でした。
6年かかったけど、無駄じゃなかった
今振り返ると、
僕はかなり不器用だったと思います。
遠回りもしたし、諦めたことも何度もありました。
でも、ダンベルに切り替えた2年間も、
フォームを徹底した1年間も、すべてが無駄ではありませんでした。
気づかないうちに、ちゃんと積み上がっていた。
もし今、
- ベンチが伸びなくて悩んでいる人
- 才能がないと思っている人
- 周りと比べて苦しくなっている人
がいるなら、僕の存在を思い出してほしい。
上手いヤツは3ヶ月であげるかもしれないが
6年かかってあげたヤツもいる。
僕はどこを探してもベンチ100kgを僕より時間がかかった人を見たことがありません。
きっと伸び悩み中のあなたは僕より時間はかかってないはず。
「人と比べるな」と言いますが、こんなド下手な僕がベンチ100kg上げれたのだから
焦る必要は全くありません。
安心して自身のトレーニングを、今日もしっかり積み上げていけば、
100kgはすぐそこです。
次の記事では、
- 具体的に何を改善したのか
- フォームやテクニックの話
- メンタルが折れそうだった時の考え方
を、もう少し分解して書いていきます。
